読書が嫌いでも大丈夫!国語力UP(その1)指導レポートより

 中学1年生の中間テストがおわり、国語のテストを見ると正解から的外れな答えばかりが並んでいました。

説明文の内容が読めておらず、作者が何を伝えたいのか文章の主旨をほとんどつかめていませんでした。

本人いわく、小説や物語と違い説明文や論説文は文章が長いと途中で訳が分からなくなってしまうそうです。


 普段から読書をしないこの生徒に対し、レベルにあった文章を使い20分以内に200字で要旨をまとめさせる課題を課すことにしました。課題を添削したものを授業で解説します。キーワードに線を引いてみると前半に集中している場合や文末にある場合など文章により全く違う事を知ると文章に対して興味がわいてきたようです。

文章をパズルのように前後を入れ替えてみたりすると全体の構成が見えてきます。キーワードのなかでも最重要ワード探しが要旨のまとめに役立っています。


 読解と同時に行う記述の練習法は相乗効果がありますので次回に報告致します。