夏休みの自由研究~その3~ぷよぷよ卵の作り方・卵の殻を溶かす

夏休みの宿題で一番困るのが自由研究です。自由・・なんでもいい・・と言われると、かえって困ってしまいますね。
6月末に、珠美先生が「紫キャベツ液を作ろう!」について書きました。これを作ると、いろいろなモノのアルカリ性・酸性が簡単に測れるので、とても便利です。
紫キャベツが手に入らない場合は、今、旬の「ブドウの皮」でも作れます。煮出しにくいかもしれませんが、試してみて、紫キャベツ液との違いを調べるのも面白いかもしれません。

さて、題目の「ぷよぷよ卵」ですが、これも酸の働きを観察できる面白い実験です。はじめて実験した時は、大人でも驚く方が多いようです。
1.びんに、洗った卵を入れる。
2.酢を、卵が十分つかるまで注ぎ、ほこりが入らないようにボール上でふたをする。
3.1~3日、そのまま置いておく。
4.1日に1回、卵の上下をひっくりかえし、からの溶け具合を見て、溶けるのが遅いときには、酢を新しいものに入れ替える。
5.殻がほぼ溶けたら、軽く水洗いする。

これだけでも、すごい!と驚くことでしょうが、これだけでは実験結果をまとめにくいですね。

1)いろいろと条件を変えて、溶けるまでの日数の違いを調べてみましょう。ただし、なるべく同じ大きさの卵を選んで下さい
・酢を取り換えないでおくと、溶けるまでの日数が変わる?途中で溶けるのが止まる?
・酢と水を半分ずつにして卵を入れても、溶ける?
・玄米酢、穀物酢、米酢、りんご酢。いろいろな酢を使って、溶け方を調べてみる

2.)ぷよぷよ卵を水にいれておくと、どうなるか?
大きくなります。膜を通して水が卵のなかに入り込むからなのですが、どの程度まで大きくなるでしょうか?測定してみるのも良いでしょう。元の大きさを測っておくのを忘れないようにしましょう。

酸の力ってすごいですね! ですから、酸性雨がとても問題になるのです。酸性雨のニュースを見かけたら、ぷよぷよ卵の実験を思い出しましょう