歴史の暗記

 

 歴史の暗記で大切なことは、歴史上の人物を無味乾燥な存在として捉えるのではなく、自分と同じ感情を持った人物だと捉えることでしょう。

「どうしてこの人物はこんなことをしたのか?」を考えれば、単純な暗記よりも効果があります。


 例えば、洪秀全という人物が世界史にはいます。

彼をただ「太平天国の乱を起こした人物」として覚えるのは苦労が大きいでしょう。ですが、「科挙に複数回落ちた末に病に侵されて生活に行き詰まり、反乱を起こした」という追加情報を得たうえで彼の心情を察してみるとどうでしょう? 反乱を起こさざるを得なかった彼の境遇が見えてきませんか?同時に、当時の華南地方の窮乏ぶりも想像でき、どんどん話が繋がっていきます。


 このように、歴史がドラマチックに見えるようにしていってください。 無味乾燥な暗記は誰しもがつまらなく思えるものです。おもしろく効率的に覚えられるよう、自分なりの方法を編み出していってください!